細胞接着とは?

生物学

ヒトの細胞は約60兆個あるといわれていますが、それらは隣り合う細胞同士でくっついています。

ではどのようにして細胞はくっついているのか?

細胞はタンパク質の働きによって互いにくっついています。

細胞同士をくっつける働きをするタンパク質を細胞接着タンパク質といいます。

細胞の接着には主に三種類あります。

密着結合(タイトジャンクション)ギャップ結合デスモソームの3つです。

密着結合とは

密着結合はタイトジャンクションとも呼ばれる細胞接着の1つです。

これは細胞同士が互いに緊密に密着することであらゆるものが細胞内に侵入するのを防ぎます。

例えばヒトの皮膚は細胞同士が密着結合しています。

このおかげで水に触れても体内に入り込むことなく、防水になっています。

またこの結合は血液脳関門という機能に関与しています。

血液脳関門とは、脳内の血管構造のことです。

脳内の血管は内皮細胞が密着結合をすることで、血液と脳組織との間で物理的なバリアを形成しています。

これによって血液中の毒素や不要なイオンなどが通過できないようになっていますが、
酸素や栄養物は通過することができます。

これによって繊細な脳の内部環境を一定に保つことができています。

ギャップ結合とは

ギャップ結合では、細胞間にチャネルが形成される細胞接着です。

中が空洞になったパイプで細胞膜同士をくっつけるイメージです。

この孔はイオンや糖などが通過できるようになっており、細胞間の連絡手段になっています。

この結合は心臓を作っている心筋細胞にみられます。

心臓は右心室、左心室、右心房、左心房の4つが連動して収縮することで血液を送り出すことができます。

それぞれの収縮のリズムが一定でないといけないのです。

このリズムを合わせるのに活躍しているのがギャップ結合です。

心臓の筋肉はギャップ結合のチャネルを通して電気信号を伝達し、連動して収縮しています。

デスモソームとは

デスモソームとは、細胞骨格ごと強固に固定する細胞接着です。

細胞には、細胞骨格と呼ばれる微小管などの骨組みとなる構造があり、デスモソームはそれらにくっつくことで強く結合します。

これによって物理的なストレスに耐えやすくなるため、

筋肉などの物理的に引っ張られる組織や器官によく見られます。

まとめ

  • 細胞接着には、密着結合とギャップ結合とデスモソームの3種類がある
  • それぞれの結合には、異なる機能がある

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